知識

2007.06.06

新しいデザインの構造-第8回分1996年Step by Stepより-2

ネットの場の中に個人の出来事をうまく伝える事と広告の位置

ネット世界の場を内包したような番組がある。投稿型の番組で「さんまのカラクリTV」というのがあるが、(本当に長寿番組ですよね)あそこに視聴者から送られてくるビデオにはストーリーのミニマムなもののやり取りが隠されている。しかもところでさんまのカラクリTVの素材は電波で視聴者にビデオメールを送って欲しいと発信し、ビデオで記録した素材をTV局が編集してまた発信するという場を含んだ表現を見事に完成させている。

例えば、仲良く遊んでいた小さな兄弟が食卓に座らされ、2人分のオヤツをもらった。ところがおもちゃに夢中な弟は知らないうちに兄にそのお菓子を食べられてしまった。変だと思った弟は泣き出す。その大きな声を母親に聞かれてはまずいと思った兄は、弟に自分のオヤツをパッとお皿に置くと同時に弟をあやす。泣き止み始めたところに母親が入ってきて、弟をかわいがっていると勘違いした母親は、兄の方を逆に褒めてあげて、兄にオヤツをもう一つあげる。が、さらに怒った弟は、兄が自分のところに置いたものと母からのもう一つ分、両方を口にパックと入れてしまう。口の中に二つの団子をいれ、やったと満足な顔の弟。こんなビデオが5分くらい放送されているが、中々面白い。そこにはストーリーの簡潔性がコンパクトに入っており、自分の中の別の記憶や気持ちと対比させ、頭の中の記憶データと照らし合わせて客体である自分を主人公にしてしまうからだ。
さらにその起承転結の間にCFが入る。これは優れた一つの方法だ。CFという休憩が入りながらも人を最後まで惹きつけさせ、何らかの感想を残せるからだ。この番組の内容とCFの関係性は非常に巧みなのだ(注意、その当時筆者はそう思っていた)今日のインターネットの時代にも広告力が必要とされているわけである。まだまだ試行錯誤の段階だ。出来事をうまく伝える事が技術の狭間で揺らいでいる。(私は11年前からユーチューブを予想していたことになってしまいますね。)

Works

ネットでイタリアと東京を結ぶ、番組を10年前1997年に制作していたんだ。

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実は、広告、CM制作の為に、月の不動産を所有しています。

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