知識

2007.06.06

新しいデザインの構造-第8回分1996年Step by Stepより-3

場の変化

人類が狩をしていた時、一人の人間が獲物を獲ったとする。その人間が所属しているグループの長老が、たぶん何日も食べてない皆を集めて食事会をしたことだろう。きっとその獲物を捕らえた男には、長老がその村の別のものが取ってきた木の実などを差し出して、みなで火を囲みながら笑ったり踊ったりしたのだろう。人類が工夫を凝らし獲物がたくさん定期的に採れはじめると、それらを交換する広場を運営していく主催者が求められてくる。

これは差し出す人と受け取る人とは別の第三者であり、彼らはそこに集う人々を守って、フィールドが変形したり消失してしまうのを防ぐことが仕事になってくる。下図の「モデル1」の関係だ。
その場は、今千年以上とび、インターネットの中では誰しもが場を作ることが出来る。売り手が自分で自分の場を造ったり買い手が買いたいものを発言する場も造れるが、それは「モデル2」のような形を作るのではないかと思う。market.jpg

当然、市場を守る人という第三者が存在しない場合も出てきて、売りたい人が安価な構築費で売りたい人を見つけてしまう可能性もあるわけだ。しかし膨大な売り手、買い手の情報の中で自分好みの情報を仕入れるためには、一種のエージェント機能であるサーチエンジンを使用したり、雑誌で調べたり、リンクをたどっていくということが必要になってくる。もう一歩突っ込むと、ここで問題なのは、売り手、買い手お互いの綱引きなのであって、第三者による保障的なものが必要になる。情報をブランド化するところである、これからは、「この人。このサイトがリコメンドしているから安心できる」というサイトやホームページが求められる。ここでも保証というものを包み込んだ両者を集わせる力が必要だ。場のブランドを作り出していくこともやはり一つの方法だ。
しかしブランドを造る事は、これからは人と人の日々の営みやセンスだけではなく、技術を知っている人がインターネット上にそのサイトのブランドを作り、面白いことをクローズアップしていくことが求められる。なぜかというとその場を管理している言葉はプログラム言語でもあるからだ。2図の「モデル3」の出現である。つまりウェブマスターの技術をもってコンピューター本体と交渉する仕事の誕生である。彼らの仕事はイーワード、パーチェシングとかポジションエージェントといわれている。これらはそれぞれのサーチエンジンの検索アルゴリズムを調べておき、1ページ目の一番上のクライアントのアドレスリンクボタンをなるべく上の位置に押し上げてあげるといったサービスである。何かをゲットしたい人は、一番最初のページの上のほうに出ているものを選択する確率が高い。ポジションエージェントのデモはhttp://www.posittionagent.com/で見られるから、行ってみるとよい。(現在の言葉で言うとSEO対策ですよね)
このように広場主催者は一部の機能をどんどん全体へ広げサイバーエージェント化していく訳であるが、ここでもそのシステムを包み込む人が介在していくことであろう。なぜなら人は生体系のみによって癒されるからだ。これからも一人でやるよりも、いっそう人と人との新たな形での強力な助け合いがないと出来ないことであろう。TVとは違う、さらにそれを超えた、よりもっと人の心を離さない、惹き付ける構造そのものとその場での表現の新しいデザインが必要なのではないかと思う。それが出来たときにおのずと今問題視されているインターネット上での広告は機能してくるのではないだろうか。

Works

ネットでイタリアと東京を結ぶ、番組を10年前1997年に制作していたんだ。

凡人デザイナーのオムニバス(グラフィック編-1)

アップルコンピュータの貴重サイン

実は、広告、CM制作の為に、月の不動産を所有しています。

東京工芸大学からのインタビュー

BIO-MORPH-MUYBRIDGE

Infini-Dポスター

アルケミア

東映三国志ポスターCG制作

LOVE MOTHER EARTHのポスターを制作する