知識

2007.06.07

MDNに取材を拒否していました。しかし情報を大公開する決心をしました。-1

1992年MdNのImageprocessingという企画でした。苦労して開発してきた当時のノウハウを全て本当に公開して欲しいと編集者に頼まれたときは悩みました。何故ならライバルを自ら作り上げてしまうからです。しかし私は決断しました。今後のクリエイティブ業界に微力ながらでも進化に貢献できるのなら、どこにもでていない、神髄までのノウハウを、後生のデザイナー達に伝えようと悩みに悩んだ、あげく決心をしました。「人は人と繋がっていると。」以下がそうです。とても懐かしいです。でも、昨日の出来事のようでもあるんだな。



3Dグラフィックソフトを操る魅力は、何もない暗闇の世界に物体を創造し、それに光を与えるという行為の中にあるのかもしれない。この魅力にとりつかれた柴山信広氏は、広告用の商品を3Dの世界に持ち込んでしまった。彼の作品からは、制作時のイマジネーションがダイレクトに伝わってくるようだ。さて、緻密さと忍耐強さが要求される制作の裏側を見ていこう。

1. 無菌室での撮影感覚
現実に存在するものを3Dの世界に取り込む
昔から“光と影”がある程度表現されているビジュアルが好きだった私にとって、“光と影を一から創り出すソフト”であるShadeIIは、長年夢見ていたソフトそのものであった、このShadeIIを使った最近の仕事の中から、実在の商品を重力も空気もないコンピュータ世界の中に取り込むことで広告表現として成立させた服部セイコーの時計「ALBA」の雑誌広告を例に取り、3Dグラフィックスの世界を紹介したい。
(柴山信広/アートディレクター)Imageprocessing1.jpg

広告表現のビジュアルには、写真が多く使われる。写真は、「たしかにそこにそのモノが存在していた」という力(存在感)を利用して広告を作る方向である。もちろん未来の出来事や、今頭の中にあるイメージをカメラで撮影することは出来ない。しかし、3DのCGでなら頭の中にある未来や現在進行形のイメージを制作できるのではないかという気がしている。
3Dグラフィックス(を含むCG全般)は、主に架空の物体を架空の世界の中で表現することに使われてきた。しかし、現在の3Dグラフィックスでは、パーソナルコンピュータのレベルであっても“ない”ものを“ある”もののようにリアルに写すことができるような段階になってきている。モックアップが出来上がっている状態なら、これから出来上がってくる商品の画像を作成できる可能性があるのだ。

● デジタルのテクスチャー
ただ、リアルといっても、今の段階のCGには明らかに写真とは違った独特のテクスチャーがある。デジタルのテクスチャー。これが広告の場合、メリットにもなるし、ウィークポイントにもなる。しかし、どこかツルッとしているこのテクスチャーが商品と一致したときには、今までにない効果が生まれるのである。
今回のセイコーの時計では、クライアントの希望として、「一般的な写真表現、映像表現ではなく、仕上がりにエレクトリックなトーンを出したい。バーチャルリアリティ的な味、具体的にはモニター上に見られるトーンを雑誌広告の上で出したい」というものだった。シチュエイションも、「不思議な時間、不思議な空間に商品を浮かべたい」という、写真よりもまさに3Dグラフィックスによる表現を前提とし、3Dグラフィックスの効果を狙ったものであったために、比較的スムーズに意志の疎通が出来た。

Works

ネットでイタリアと東京を結ぶ、番組を10年前1997年に制作していたんだ。

凡人デザイナーのオムニバス(グラフィック編-1)

アップルコンピュータの貴重サイン

実は、広告、CM制作の為に、月の不動産を所有しています。

東京工芸大学からのインタビュー

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