知識

2007.06.07

MDNの取材を拒否していました。しかし情報を大公開する決心をしました。-6

●校正出力
出力に用いたのはインクジェット式のIRISプリンタ。ソフトウェアはPhotoshop。用紙はA3サイズだ。だいたい作品はこのサイズでIRIS出力している。プレゼンテーションに使うには、このくらいのサイズがないと迫力がないからだ。
ここでクライアントのチェックが入る。精密機器メーカーなので設計図と首っ引きの細かなチェックが入る。校正紙は赤字で埋まってしまった。

外形のカーブの違いなど、形状に対する修正のほか、文字盤の中にあるクロノグラフ部分(3つの小さな円の部分)に出る光彩の強調、カメラアングルの修正などがあった。形状部分に関しては特に要望がきびしく、現在の3Dグラフィックスソフトで表現可能な極限までを要求される。ここまでのモデリングに2週間かかっているが、ここで入った訂正を終えるのにさらに2週間を要してしまった。しかも、単なる2週間ではなく徹夜を含んだ2週間であり、これは正直キツかった。
オペレーションの時間、レンダリングの時間は、パソコンレベルでの3Dグラフィックスを“仕事”として成立させるために大きな問題だろう。
最終原稿にするために、Photoshopでレタッチをして仕上げるのには、さらに3日間を要している。カメラマンなら基本的に商品を提供してもらい、撮影だけの責任を負えばよいが、3D画像を作り上げるためには、針のサイズや何百点ものパーツの形状、質感すべてに責任を持たなくてはならず、なみ大抵の仕事量ではない。

●出力
最終原稿は4×5のカラーフィルムにして納品した。Macintoshによる4色分版フィルム は、まだまだどこの印刷所でも受け入れられるというものになっていないからだ。

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